他県に比べて鹿児島県は気管支喘息患者数も比較的多い傾向にあります。そういった環境で呼吸器内科専門医が果たす役割は重要であることは十分承知しております。
しかし、小児医療は成人での内科医療が通じる分野ではありません。お子様達は「小さな大人」ではありません。各臓器なども未発達ですし、小児科ならではの疾患も多数存在します(内科とは別に小児科という専門分野が存在するのもこのためです)。また、気管支喘息の治療に関しても、成人の気管支喘息と小児の気管支喘息の治療は異なる点もあるため、いわゆる「治療ガイドライン」の別々に作成されています。
そんな中、専門外医師が中途半端に小児科診療を行うことは、当クリニックの理念・診療方針に反することとなります。このため、当クリニックでは疾患の種類に限らず中学生までの小児のお子様の診察・診療はお断りさせて頂きます。どうぞご理解頂ければと思います。
なお小児患者さんのインフルエンザワクチン、新型コロナウイルスワクチンなどの各ワクチン接種には可能な限り対応させて頂きます。
ただし、もちろん高校生になった患者さんの診療は対応致します。特に小児気管支喘息を治療中の患者さんで高校生になった方など、どうぞお気軽にご相談ください。